12月 082018
 

スポニチアネックス によると。

 男女ショートプログラム(SP)が行われ、女子で初出場優勝を狙う紀平梨花(16=関大KFSC)がルール改正後の今季世界最高となる82・51点を叩き出して首位発進した。冒頭の3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)に成功し、ミスのない演技で平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(16=ロシア)を上回った。7日(日本時間8日)は男子フリーなどが行われる。

 新時代到来を告げるひな壇だった。上位3人が出席する試合後の会見。紀平が右を見れば女王ザギトワが、左には14年ファイナル覇者のトゥクタミシェワが座っている。今季ベストの70・79点を11・72点も上回る世界最高の82・51点。世界に衝撃を与えた新星は「自分の演技をいかに集中して完璧に滑れるかだけ考えた。緊張することなく、いい状態でできた。想像以上の点数が出て本当にうれしい」。喜びをかみしめる表情は、等身大の16歳に戻っていた。

 第一関門を初めてノーミスで滑りきった。今季のSPで一度しか決めていない冒頭の大技トリプルアクセルを高く跳び上がって完璧に成功。浜田コーチに「アクセルだけじゃないよ」と送り出された通り、フリップ―トーループの連続3回転、3回転ルッツも危なげなく決め、終盤のスピン、ステップを最高のレベル4でそろえた。思わず両拳を握る会心の演技。「(アクセルは)練習通りの成果が出たので(100点中)90点くらい」と振り返った。

 夢が現実となった。フランスの作曲家ドビュッシーの名作「月の光」をSPに組み込んだ。その優しい曲調で演じるテーマは、夢の中で踊る少女。その主人公こそが「いつもノーミスしている」と願いを込めた自分だった。そのためにやれることは全てやった。午後9時20分からの滑走で、集中するため現地入り後は毎日、昼に仮眠を取った。この日は午後3時から約90分、体を休ませ「お昼寝をしっかりしておいてよかった」と笑う。演技直前には両足の靴をテープできつく固定。「ちょっと緩かったと思って。自分の気になることはなくしてリンクに入ることができた」と言う。世界最高点は、紀平にとって必然の結果だった。

 シニア挑戦1年目でファイナルを制した日本勢は、05年の浅田真央しかいない。その浅田に憧れて志したトリプルアクセルをフリーでは2回組み込む予定だ。「まだ全然、気が抜けない。1日空くので、しっかり確認したい」。正真正銘のニューヒロイン誕生へ、フリーでも圧倒的な演技を見せる。

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